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2021.10.22
【フォークリフト豆知識】アドブルー(AdBlue®)について
リフト商事のブログを見て頂き有難うございます!
今回は最近聞くようになったアドブルー(AdBlue®)について書こうと思います!
■先ずはそのネーミングからご紹介します。
実は、アドブルー(AdBlue®)という名称は、、、、
世界で厳しい基準をもつドイツ自動車工業会(VDA)の「登録標章」なんです!
一般名称のように使ってるけど、実は・・・っていう類いの名称でした(セロテープやウォシュレット、宅急便とかと同じです😲!)知らなかった~。
■そして、「そもそも何?」「アドブルー(AdBlue®)とは?」って疑問にお答えします。
アドブルー(AdBlue®)とは、
排出ガスをキレイにするために必要不可欠な「高品位尿素水」のこと。
常温で保存可能で、無色・無臭の液体なんです。
最近のディーゼルエンジン車に搭載されている、有害なNOxを無害化する「尿素SCRシステム」で使用します。
【商品イメージ】:様々なメーカーから発売されてます。一例です。
■「次世代ディーゼルエンジン」に必要不可欠なアドブルー(AdBlue®)
その製品が採用されるようになった経緯は?
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも燃費が良く、高トルクであることが特徴で、ランニングコストも優れているため、フォークリフトやトラックやバス、一般乗用車などにも多く採用されていますが、有害な物質を含む排出ガスが大気汚染につながることから、世界的に厳しく排出ガス規制がされるようになりました😱。
年々厳しくなるディーゼルエンジンの排出ガス規制に対し、メーカーは様々な対策を施して規制をクリアさせています😤。
一連の技術開発のなかで、ディーゼルエンジンを使用しながらも、排出ガスはできるだけクリーンにしたい!ということで有害な排出ガスを浄化する「尿素SCRシステム」が採用された車が登場しました。
最新のディーゼルエンジンの車に掲載されている「尿素SCRシステム」は、車のクリーン性能と燃焼効率の向上を実現する為に必要不可欠なシステムで、ディーゼルエンジンの課題であった排出ガスの浄化装置として環境保護の観点から世界的に普及しています。
その「尿素SCRシステム」で有害物質を無害化するためには、アンモニアが必要なのですが、アンモニアは危険であり扱いも難しくそのままでは車載することが出来ないため、尿素水という形で安全に車載できるアドブルー(AdBlue®)が採用されるようになりました。
ちょっと長くなったので今回はここまで。
次回は
「教えて、尿素SCRシステム」
「アドブルー(AdBlue®)なくなるとどうなる?」
を書こうと思います。
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